登呂遺跡

登呂遺跡は弥生時代の遺跡です。なんと、太平洋戦争中、軍需工場をつくろうとした際に発見されたそうです。弥生時代=稲作が定着する契機にもなった大変重要な遺跡です。社会科の教科書や資料集にも登場頻度が高く、誰もが一度はその名前を聞いたこと、写真を見たことのある遺跡だと思います。

まずは屋外で弥生時代の「火おこし」について学びました。博物館の方が当時の道具を使って「火おこし」の方法を教えてくれました。

また、復元された竪穴式住居に入って中の様子や涼しさを感じたり、復元された水田の様子から弥生時代のむらのつくりを学んだりしました。

次に博物館内を見学しました。

当時のむらの様子が再現されている「弥生体験展示室」では、高床式倉庫のつくりを学んだり、当時の稲作道具、石製、木製、鉄製道具に触れるたりすることができました。5年生の時に経験した米作り体験を思い出しながら、現在の米作りとの相違点を探せました。博物館の方が丁寧に説明をしてくださったおかげで学びが深まりました。

博物館の2階の「常設展示室」では、様々な展示品から登呂遺跡のむら様子や人々の生活の様子を想像することができました。

実際に現地に行き、実物を見て、触って重さや質感を感じる、といった「本物体験」を通して、学びを頭に、そして心に刻むことができました。6月頃には社会科の授業で、弥生時代を学習する6年生。その際には、登呂遺跡で学んだことを活用してほしいと思います。

【感想】

F.S さん

「竪穴式住居の中は思ったより広くて、あたたかかったです。太陽の光を取り入れるため、田んぼがある方に向けるために入口が南を向いていることも知りました。」

S.Mさん

「弥生時代の人が、設計図も何もないところから自分たちで様々な道具を作り出していたことがすごいと思いました。現代の人より、体も心も強く、賢かったんじゃないかと思いました。」

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