秋葉総本殿 可睡斎

秋葉総本殿「可睡斎」を訪問しました。

大きくて荘厳なお寺です。

「可睡斎」という寺号は、11代の和尚さんと徳川家康公との間に起こった出来事がもとになっています。家康公が和尚さんにかけた「睡る可し(ねむるべし)」という言葉が「可睡斎」につながったそうです。歴史と由緒あるお寺です。

「可睡斎」さんでは『坐禅体験』をさせていただきました。

座禅を組む意味(「調身」…姿勢を整える、「調息」…呼吸を整える、「調心」…心を整える)、座禅の組み方(足・手の組み方、目線、頭の中)、警策(肩を打ってもらうこと)の受け方を説明していただいたき、20分間の座禅体験へ。

一人ひとりが真剣に座禅を組んでいました。

周囲のかすかな音が聴こえてくるほどの静けさでした。座禅中は頭の中の雑念を消します。感じたことも思いついたことも、それ以上のことは感じない、考えないようにします。そうすることで心が落ち着いてきます。

忙しい毎日の中で静かに姿勢、呼吸、心を整える時間、自分と向き合う時間というのは、なかなか作りにくいものです。

今回の座禅体験は、大変貴重な経験となりました。

座禅体験後には、お寺の方が「幸せ」「不幸せ」について話をしてくださいました。

幸せとは「しわあわせ」と通ずるものがあり、手と手を合わせること、手と手を繋ぐこと、目と目を合わせてニコッと笑い目尻のしわを合わせることから生まれてくるものであること。逆に「不幸せ」は「節あわせ」であり、拳と拳、背骨と背骨を突き合わせることを意味すること。「しわをあわせる」行為を増やし、積み重ねることで「幸せ」は少しずつ形になっていく、、

のだそうです。

子どもたちには、この話を心に片隅に留めながら、これからも自分や周りの人を幸せにする「しわあわせ活動」を進んでしていってほしいと思います。

可睡斎の皆さん、ありがとうございました。

T.Sさん

「静かな中でする座禅は気持ちよかったです。調身、調息、調心を意識しました。「幸せ」についての話もわかりやすかったです。」

R.Fさん

「はじめて座禅をしましたが、やり方などがわかってよかったです。20分があっという間に感じました。」

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