2年生校外学習

19日(水)に,2年生が生活科の校外学習で浄居寺さんを訪問しました。

浄居寺さんは約370年の歴史を持つ,由緒あるお寺です。

最初に浄居寺の住職さんより,「心」「体」「命」についてお話をしていただきました。

「心」…自分のくつをそろえることが心をそろえることにつながります。

「体」…姿勢を整えることが,体の調子を整えることにつながります。

「命」…身の回りの人,ものを大切にすることが,命を大切にすることにつながります。

とのことでした。子どもたちは真剣に話を聞いていました。

次に,座禅体験をしました。

「せすじ」「足」「手」「目線」と,座禅の組み方を丁寧に教えていた後,約10分間の座禅を2回行いました。

2回目は「警策(けいさく)」を受ける体験もさせてもらいました。

もちろん,担任の先生も「バチン,バチン」

警策には,「長時間の座禅姿勢をほぐす役割」「激励の役割」があることも教えてもらいました。

『座禅の時に外から鳥の声と風の音が聞こえたよ』『足がしびれていたかったよ』

座禅後に子どもたちが感想を教えてくれました。はじめての座禅体験から,子どもたちは様々なことを感じられたようです。

その後の質問タイムでは,住職さんに浄居寺のことをたくさん質問できました。

中には,「住職さんの身長は?」「おうちはどこ?」などユニークな質問も出て,笑顔が広がりました。

本堂を出た後は,浄居寺さんの誇る美しい庭園を見学しました。

細かいところまで手入れの行き届いた庭園にみんなでうっとりした後,自然の中で遊びました。

「あそこはリスのお家だよ」「ここはキツツキがあけた穴」「イノシシも来るんだよ」と副住職さんが教えてくれました。

子どもたちは,楽しそうに駆け回りました。

地域にあるお寺に訪れ,多くの体験をしたことで,子どもたちは自分の地域の良さを発見できました。

そして,住職さん,副住職さんの優しいお人柄に触れられたことも子どもたちにとって財産となりました。

お忙しい中,校外学習にご協力いただきありがとうございました。

(次のお仕事へ行く住職さんをお見送りしました。)

帰路につく子どもたちからは、遠目からも心と体がスッキリとしている様子が伝わりました。

追伸)この学習を行うにあたり,担任は何度も浄居寺さんを訪れ,打ち合わせをしていました。担任の願いと思いがたっぷりつまった授業でもあったのでした。

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