本年度明野小学校に校長として赴任いたしました、入戸野邦明(にっとの くにあき)と申します。明野小学校には、学級担任として平成9年から6年間、教頭として平成31年から2年間勤務したことがあり、今回で3回目となります。当時担任していた時の子どもたちが,今は保護者として学校に協力してくださっています。ありがたいことであり,縁を感じます。どうぞよろしくお願いいたします。

 新型コロナウイルスについては、ある程度落ち着きを見せてきましたが、学校生活を安全に送るためには、まだまだ注意しなくてはならない点が多々あります。しかし、長い間,できないことや制限されることが多かった生活から、少しずつコロナ以前の活動ができる場面が増えてくることが予想されます。感染状況や児童の生活の様子をきめ細かく見ていくことで、今後の授業や生活の仕方を考えていかれればと思います。

 さて,本校の学校教育目標は別紙に記したとおりですが,学校経営の方針として「学級経営の充実を図る」をキーワードとしています。学級は、学校で生活する上での基本集団となります。教えあう・学びあう・協力する・役割を分担する・思いを共有する・共に成長するなど、小さなコミュニティーを形成しているとも言えます。そこでの生活の充実は、個々の児童の成長にはとても大切なものであり、大きな影響を与えるものであると思います。そのための詳しい取り組みについては,「学校経営の基本方針及び重点」に記載されていますのでご覧ください。  北杜市は自然が豊かであり,周りを取り巻く山々や清らかな流れの河川など自然景観も素晴らしいところです。その中でも明野地域は,日本一を誇る日照時間,ひまわり畑,特産の大根など誇れるものがたくさんあります。子どもたちが自分の住む地域を学び,地域にかかわり,地域を誇りに思うことができるように,そして地域に貢献できるように育てていくことも学校の使命と考えています。地域があってこその学校ですので,地域・家庭・学校が一体となって「かしこく やさしく たくましい」子どもの育成に取り組んでいきたいと思います。そのために明野中学校と一緒に導入されたコミュニティ・スクール。地域の「ひと・もの・こと」を最大限に活用した教育を進めていく所存です。どうぞご理解とご協力をお願いいたします。