北杜市立白州小学校は,昭和52年4月に,旧白州町内の菅原小学校,駒城小学校,鳳来小学校の3校が統合し,「白州町立白州小学校」として新たにスタートしました。その後,平成16年11月の市制施行により「北杜市立白州小学校」となり,「白州小学校」となってから令和5年度で創立47周年となります。これまで多くの保護者の皆様,卒業生,教職員,そして,地域の中で大切に育てられてきた学校です。

 本校は,南アルプス甲斐駒ヶ岳の麓に位置し,八ヶ岳連峰や霊峰富士を望み,尾白川や釜無川の清流が大地を潤し,田園風景や緑豊かな森林が広がるなど,美しい自然環境に恵まれており,古くは「台ケ原宿」として賑わい,歴史的な品々も発掘される等,文化溢れる地域にある学校です。

全校児童数は,約100名と小規模校ではありますが,子どもたちは,保護者や地域の方々に見守られながら,純朴な気持ちを育み,一人ひとりが互いの個性を尊重し合い,認め合いながら,学習や活動に励んでいます。『地域の子どもは地域で育つ』というように,白州地区で今日まで培われた地域の教育力が,子どもたちの成長に大きく関わっていることを実感しているところです。

本校では,『豊かな心をもち,進んで学び,たくましく生きる児童育成』を目標に,子どもたちと教職員が心を一つにして,「やさしく・かしこく・たくましく」のスローガンのもと,より自己肯定感を高められるような充実した学校生活をめざしています。

また,市が提唱する「原っぱ教育」の推進に向け,令和5年度に白州小中学校運営協議会(コミュニティ・スクール)を発足し,皆様からのご意見・ご要望を学校運営に生かしながら「地域と共にある学校づくり」を推進し,地域・保護者・学校との連携のもと協働しながら児童の教育に努めています。

これまで培ってきた白州小学校の良き伝統を継承しつつ,子どもたちを中心に据え,地域と共にある学校,子どもたちも職員も来たいと思える生き生きと光り輝く学校の創造を目指し,教職員一同,日々の教育活動に励んで参りたいと考えます。

関係者の皆様には,本校の学校教育に,引き続きご理解とご協力をお願いいたします。

北杜市立白州小学校  校長 清水 道晃