1 学校教育目標
基本理念 「須(すべから)ク玉磨クベシ」 (須磨玉)
校訓 「切磋琢磨」
教育目標 ○ 心豊かな人
○ たくましい人
○ 考える人
○ 公共につくす人

目指す生徒像 ①礼儀正しい生徒
②集団の一員としての自覚をもち互いに尊重し助け合える生徒
③粘り強く最後までやり抜く生徒
④進んで学習に取り組み,仲間とともに学ぶ生徒
⑤広い視野で考え正しく判断し,表現できる生徒
⑥進んで勤労・奉仕的活動に取り組む生徒

昭和24年,若神子中学校,穂足中学校,多麻中学校の三校が統合して生まれた旧須玉中学校は,建学精神を「須磨玉」(須(すべから)ク玉磨クベシ)とした。その後いくつかの統合等の変遷があったが,この建学精神は今も教育の基本理念として須玉中学校に引き継がれている。
生徒一人一人が持つ才能は玉のように磨かなければならないし、また磨かれなければならない。中学校生活とは、生徒一人一人を玉として磨く,大切な生活の場である。校訓「切磋琢磨」もまた,「須磨玉」の精神を受けて定められたもので,互いに励まし競い合いながら自他を磨いていくことを訓えとしている。
「須磨玉」「切磋琢磨」は平成6年度にそれぞれ教育理念・校訓として明確に位置づけられた。教育目標は昭和54年度に改定され,昭和55年度からはそれを簡潔に表現した文言が括弧書きで併記され,平成6年度から簡潔に表現された4項目が教育目標として位置づけられ,教育理念,校訓ともども今日に引き継がれている。
私たち教員は,為すべきこととして常に一人一人の生徒に目を向け,個性に応じて,最大限に自己実現できるよう教育に当たらなければならない。

2 学年目標
【第1学年】
中学校生活に適応できる力を養い,信頼し,話し合うことができる好ましい人間関係を育てる。
(1) 集団のきまりを守り,他人に迷惑をかけない。
(2) 学習の仕方を身につけ,進んで学習する。
(3) 素直な気持ちをもち,礼儀正しくする。

【第2学年】
中堅学年としての自覚を高め,自主的態度と連帯感を育て,個性の伸長を図る。
(1) 進んで協力し,責任を果たす。
(2) 計画的に学習し,自分の力を発揮する。
(3) 強い意志をもち,正しく判断する。

【第3学年】
最高学年としての自覚を高め,自己と社会についての理解を深めながら,自己の進路選択ができるようにする。
(1) 自らを律し,実践する。
(2) 目標を立て,積極的に学習する。
(3) 友情をはぐくみ,公共に尽くす。

3 学校経営の重点
 (1) 知・徳・体の調和を重視し,「社会を生き抜く力」を育む教育課程の編成と実施に努める。
(2)「主体的・対話的で深い学び」の実現に努める。
(3) 思考力・判断力・表現力を育む授業づくりに努める。
(4) 集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を育み,人間としての生き方について自覚を深め,よりよく生きようとする態度を育成する生徒指導に努める。
(5) 体育・スポーツ及び健康・安全に関する基礎・基本となる資質や能力の育成に努める。
(6) 保護者・地域との連携を図り,「地域に根ざした信頼される学校づくり」に努める。

4 学校経営の具体的方針
(1) 地域や学校,生徒の実態等に即した教育目標を設定し,その具現化を図る教育課程を編成して確実な実施に努める。
(2)  授業時数を確保するとともに,学習内容の精選や個に応じた学習を工夫して基礎的・基本的な知識及び技能の確実な習得を図り,自ら学ぶ意欲や態度を育てる。
(3) これまでの校内研究の取組の成果を生かし,各教科において言語活動を意図的に取り入れるとともに,活用型授業を志向し,思考力,判断力,表現力の向上を目指す。
(4) 「自尊感情・自己肯定感」を高めるとともに,「仲間とのより良い関わり方」を学ぶ道徳の授業や体験活動等を工夫する。
(5) より深い生徒理解に努め,指導方針や内容の共通理解を図る中で適切な生徒指導にあたる。
(6) あいさつや清掃活動に師弟同行で取り組むことで,人として生きる基本を養い,生徒教師相互の信頼関係を育む。
(7) 食や保健に関する指導の工夫及び家庭との連携を図る中で,健康・安全及びより良い生活習慣に関する理解を図り実践力を育てる。
(8) 体育的行事や「体力づくり」の工夫・充実を図り,進んで運動を実践する能力や態度を育て,体力の向上を図る。
(9) 授業参観や須峰祭等の行事を家庭や地域の方々に学校を周知する貴重な機会としてとらえ, その充実に努める。
(10) 各種通信(学校・学年・学級だより等)を通して,学校生活や教育活動のようすを積極的に家庭や地域に発信する。
(11) 教育活動の時間と場及び準備に,安心・安全確保の細心の注意を払い,教育活動の充実に努める。
(12)学校生活及び教育活動における凡事徹底と緩急・硬軟の按配により,楽しく節度ある学校づくりをめさす。
(13) 教育における不易と流行を見定め,教育の実践者・専門職としての誇りと責任を自覚し,日々の実践と研修に努め,常に課題意識と情熱をもって教育の推進に全力であたる。
(14)「報告・連絡・相談」を徹底し,「教職員の縦と横の連携」を密にする。
(15) 教職員の資質の向上を図るとともに,職員の長所を生かし,協働して教育活動に専念できる職場づくりに努める。