中学生の職場体験

8日,9日の2日間,明野中学校の生徒2名が明野小学校で「職場体験」を行いました。2人とも明野小学校の卒業生です。

主に1年生と2年生の教室に入ってもらい,子ども達の学習補助をしたり,放課後は図書本の整理,校舎内の清掃作業などを体験してもらいました。

最初は緊張もあったとのことですが,少しずつ教室の雰囲気や子ども達に慣れ,授業中に子ども達に寄り添って声をかけたり,休み時間には子ども達と一緒に遊んだりお話ししたりと進んで動いていました。1,2年生の子ども達もお姉さんと過ごす時間が楽しそうでした。

2日目には『先生体験』として,1日目の体験で感じたことを踏まえて,子ども達に話をしてもらいました。

朝の会で「クラスのいいところ」と「今日一日がんばってほしいこと」を子ども達に伝えてもらいました。1日を通して自分が話した「がんばってほしいこと」を意識しながら子ども達に声をかけてもらい、帰りの会で「1日の振り返り」の話をしてもらいました。『先生体験』の課題に真摯に取り組む中学生の姿が素晴らしかったです。

職員室の先生達へのインタビュー(仕事内容や仕事観に関する質問)では、教育・教師という仕事の本質に迫る質問がいくつも出されました。

校長先生に2日間の感想を聞かれた際には

「小学生の時には意識していなかったけれど,体験をしてみて先生達が勉強を教えている時も一人ひとりの子どもたちをしっかりと見ていることがわかりました」

「子ども達に勉強や生活について教えるときに『問いかけ』をして,子ども達自身にも考えさせながら話していることがわかりました」と話してくれました。

「職業体験」を通しての多くを学んでくれたことが伝わりました。素晴らしいです。

明野小学校での体験を一つの糧として、これからも様々な経験を積み、自分の将来へのヒントにしてほしいと願っています。

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